さて皆様、お久しぶりの歯科衛生士の大友です。
先日、私がリスペクトする友人の方に、MFTをあらためてスタッフみんなで教えて頂きました。
MFT,とは、口腔機能訓練、のことです。
舌や、唇、咬筋の正しい働きを促すメソッドです。。舌、や口のまわりの筋肉の働きにも、良い悪いがあるのです。
例えば、口がいつも半開きのお子様は、前歯が出っ歯になってしまったり、口呼吸のお子様は鼻呼吸が出来るお子様より、IQが低かったり。。
口がいつも半開きの子供がなんとなくバカっぽく見える、というのもあながち真理なのかもしれませんよ。
指しゃぶりが5〜6歳になっても治らないお子様は出っ歯になったりと。
つまり悪い習慣、習癖によって歯並びが悪くなったり、上手く飲み込めなかったり、様々な弊害をもたらすことが多いのです。
そのような事象をいち早く指摘し、子供のうちなら改善できるメソッド、それがMFTなのです。
私達は実際のMFTの指導を勉強いたしました。
舌のトレーニングをすると、みんな舌骨筋の筋肉痛になるほどです。スタッフの中にも上手く出来ない者もおります。
唇の筋肉のふんばり強さをはかるメーターも存在します。
ですので、口呼吸のお子様や、唇の筋肉が弱い事によって歯並びや飲み込みに影響が出ているお子様(大人も)には、『うまくやるコツ』的な指導を行っています。
本格的に口腔機能訓練を行うと、5〜10万円ほどかかる、ある意味繊細な治療法なのです。
お子様の矯正治療などでは、実際に装置をつけなくてもMFTの練習だけで歯並びの改善が見られた症例もあるほどです。
どうでもいいように思える唇や舌の機能が実はあなたの人生を左右する事態になっているのです。
自分はまあ仕方なくとも、子供には苦しい思いをさせたくない、だからこそ!という親御さんも多くいらっしゃいます。
当院では目先の疾患だけにとらわれず、原因がどこにあるのかみつめてそれを発見し、あくなき追求をしてまいる所存であります。
よくよく話し合い、最善の治療をいっしょに考えていきましょう。