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2020年 11月 11日

銀歯のリスクについて

歯科医院で受けられる保険の治療といえば、銀歯の治療というイメージを持たれている方も多いと思いますが、実は銀歯には体に悪影響を起こすリスクがたくさんあります。

保険の銀歯というのは、金銀パラジウム合金で構成されています。金・銀・パラジウム・銅のほか、インジウム等を含む金属です。安価で強度が高いというメリットがある反面、金銀パラジウム合金で作製された銀歯に使うことにより、次のようなリスクが高くなります。

①金属アレルギー

唾液に溶けてイオン化した金属が、体内に取り込まれた後でタンパク質と結合することにより、異物とみなされて起こるアレルギー反応のことです。

②銀歯を入れた歯の下が虫歯

2次う蝕と言います。銀歯は歯よりだいぶ硬いため、年数が経つと銀と歯の間に歪みができます。その間から細菌が侵入し、虫歯ができます。大人の場合、虫歯の進行がゆっくりのため徐々に銀歯の中で虫歯が進んでいき、気付いた時には手遅れになることも多いです。

長年使用していた銀歯を外した写真です。中で虫歯になっています。

③ブラックマージン

唾液と混ざった金属イオンが溶け出し歯茎に黒く付着してしまいます。一度付着すると除去するのは難しいです。

上記のようなリスクから当院ではなるべく金属を使わないメタルフリー治療をお勧めしています。

見た目はもちろんですが、2次う蝕になりにくいので再治療を繰り返さなくていいです。その結果歯を失うリスクを減らすことができます。

セラミックは自然で本物の歯と見分けがつかないくらい綺麗に仕上がります。

自由診療になりますが、事前にしっかり説明をおこないますので気になっている方はぜひご相談下さい☆

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