審美歯科・セラミック治療症例
2021年 07月 11日

審美歯科症例 他院で詰めた樹脂が変色して気になる。

年齢・性別

30代・女性

来院動機

変色した樹脂をキレイにしたい。

初診時の口腔内写真

上の前歯4本の隙間の樹脂が明らかに変色しています。

治療方針

他院で3年ほど前に詰めた樹脂が気になり、来院された患者様の症例になります。
光硬化型の樹脂(プラスチック)は銀歯と比較すると格段に優れた治療です。
虫歯を治すという意味においては、保険診療の中ではベストの選択となります。
しかし、残念ながら機能を回復することのみを目的とした保険診療の原理原則に則り、樹脂はどうしても見た目の美しさは劣ります。
また、樹脂は水分を吸うので少しずつ変色していきますし、汚れが付きやすいので歯周病のリスクもあります。
プラスチックのお皿を毎日使っていると、どんどん変色してザラついてくるのと同じようなイメージです。
患者様は、短期間での再治療の必要がなく、最高の美しさを望んでいたので、セラミック治療をご提案しました。

治療後の口腔内写真

上の前歯4本にセラミックを被せることで、長さも揃い、より自然になりました。
他の方からの見え方はこんな感じになります。
下唇と前歯のラインを揃えることで、より若々しく見えます。

Dr.より

私の考えとして、小さい虫歯を治すために樹脂による治療を受けることは十分にメリットはあると思います。
保険も適応され治療費も安価ですし、虫歯が再発する可能性も少ないです。
しかし、審美性と永続性には劣りますから、樹脂が劣化してきた場合はセラミックを被せることをご提案しています。
樹脂は3年ほどでかなり変色してザラザラしてきますが、セラミックは20年以上美しさが維持されます。

症例の治療に必要な標準的な費用

528,000円(税込)
セラミック4本→1本あたり132,000円(税込)

主なリスク・副作用

稀に欠けたり、外れることがあります。
その場合は5年保証が付いていますので、速やかに対応いたします。

施術名

ジルコニアセラミッククラウン

施術の説明

天然歯を精密に削って、型をとり、ミリングマシーンが削り出したジルコニアの上に、歯科技工士がポーセレンを盛り、審美性に優れた被せ物をセットする方法です。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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