審美歯科・セラミック治療症例
2022年 03月 06日

審美歯科症例 歯茎が下がって歯と歯茎の境目が気になる。

年齢・性別

50代・女性

来院動機

裏が金属の差し歯を入れたところの歯茎が下がってしまった。
歯と歯茎の境目が目立ってしまって気になる。

初診時の口腔内写真

右上の前歯2本の歯茎が下がっている状態でした。
裏側に貴金属を使用しているメタルボンドと呼ばれる被せ物が入っていました。

治療方針

約10年ほど前までは、貴金属のフレームにセラミックを焼き付けたメタルボンドが主流でした。
メタルボンドには以下の欠点があります。
・金属を使用していないオールセラミックに色調で劣る。
・貴金属の高騰のせいで、オールセラミックよりも治療費が高い。
・裏側の金属が気になることがある。
・将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくることがある。

メタルボンドをオールセラミック(ジルコニアセラミック)に交換することで、審美性の改善を図ることにしました。

治療後の口腔内写真

歯と歯茎の境目は無くなりました。
裏側にも金属は使用していません。

Dr.より

当院では、メタルボンドよりもオールセラミックのほうがメリットが多いと考え、メタルボンドでの治療は行っておりません。
唯一、メタルボンドがオールセラミックよりも優れている点が、長いブリッジの製作のしやすさです。
しかし、当院では歯を失ってしまった方へはインプラント治療をご提案していますので、そもそもブリッジの症例がほとんどありません。
長年メタルボンドを使用した方は、歯茎が下がってしまい歯と歯茎の境目が目立っていることが多いです。
見た目が気になったらやりかえ時ではありますので、メタルボンドを入れて15年くらいがオールセラミック(ジルコニアセラミック)への交換時期と言えます。

症例の治療に必要な標準的な費用

374,000円(税込)
プレミアムセラミック2本→1本あたり165,000円(税込)
ファイバーコア2本→1本あたり22,000円(税込)

主なリスク・副作用

稀に欠けたり、外れることがあります。
その場合は、10年保証が付いていますので速やかに交換いたします。

施術名

ジルコニアセラミック

施術の説明

天然歯を精密に削って、型をとり、ミリングマシーンが削り出したジルコニアの上に、歯科技工士がポーセレンを盛り、審美性に優れた被せ物をセットする方法です。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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