年齢・性別
10代・男性
来院動機
中学生の息子の八重歯が気になるので、矯正治療を受けさせたい。(お母様の要望)
初診時の口腔内写真

しかし、お母様が将来の虫歯と歯周病のリスクを心配しており、矯正治療を受けることになりました。
治療方針
残念ながら、八重歯には何のメリットもありません。
最も長く丈夫な犬歯には、とても大事な役割があります。
それは、顎をスライドした時の横向きの力を受け止めること。
お野菜や繊維性の食べ物をすり潰す時の横向きの力を、しっかり受け止めることは犬歯しかできません。
八重歯の方の場合は、臼歯(奥歯)が犬歯の代わりに横向きの力を受け止めるしかありません。
奥歯は縦の力には強いですが、横向きの力にはとても弱いので、八重歯のままでいるといつかは奥歯を失ってしまいます。
中高生のうちに、矯正治療を受けることで、将来的に歯を失ってしまうリスクをゼロにすることができます。
治療後の口腔内写真

矯正医より
八重歯を治したい場合は、ベーシックな表側矯正もしくはハーフリンガルを推奨しています。
もちろん、裏側矯正やマウスピース矯正が可能なケースもあるので、ご希望の場合はご相談下さい。
症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)
770,000円(税込) 表側矯正
- 調整費別途
主なリスク・副作用
きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。