矯正歯科症例
2024年 02月 09日

矯正歯科症例 セラミックとマウスピース矯正のコンビネーション治療。

年齢・性別

40代・女性

来院動機

自分の子供が当院で矯正治療を受けている。
子供の矯正治療の仕上がりに満足しているので、自分も矯正治療を受けたい。
また、銀歯も気になっているので、セラミックで白い歯にしたい。
可能なら、取り外しが可能なマウスピース矯正(インビザライン)だと嬉しい。

治療内容

初診時の口腔内写真

若干の八重歯傾向があります。
左側からの口腔内写真。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
左右の奥歯4本が銀歯です。
この4本をセラミック歯に交換することになりました。
下顎の口腔内写真。
左下は、奥から1番目の歯には大きい樹脂、奥から2番目の歯にには大きい金属、奥から3番目の歯にはプラスチック冠、が入っていました。
右下は、奥から1番目2番目の歯には大きい樹脂が入っていました。
合計5本をセラミック歯で修復することになりました。

治療方針

院長である私がセラミック治療を、芝田先生が矯正歯科治療を、責任持って担当させて頂きます。
このような、セラミック治療と歯列矯正のコンビネーション治療を求める患者様が、当院にはたくさん来られています。
複数の歯科医院や総合病院に通院する必要がなく、高度な自由診療をワンストップサービスで受けれることが当院の強みです。
今回の症例においては、私と芝田先生で治療計画を相談し、以下のような流れで処置を行うことになりました。
①芝田先生による矯正精密診断
②マウスピース矯正(インビザライン)
③銀歯を白い歯に変えるセラミック治療(9本)
*今回の症例では、矯正治療前に銀歯を仮歯に交換する必要がありませんでした。
 しかし、8割のケースにおいては、銀歯を仮歯に交換してから、矯正治療スタートとなります。

矯正歯科治療の中の動的期間(歯を動かす時期)に2年、保定期間(歯を安定させる時期)1年、セラミック治療に3ヶ月。
合計3年3ヶ月の治療期間の計画を立てました。
歯列矯正を受けた後の、セラミック治療は実は難しい側面があります。
それはセラミック治療に時間がかかってしまうと、矯正治療で美しく整った歯並びが狂ってしまうリスクがあるためです。
私と芝田先生が密に連携を取ることで、美しい歯並びと噛み合わせを提供することを、皆様にお約束します。

治療中の口腔内写真

マウスピース矯正はただマウスピースを使って頂くだけではありません。
アタッチメントと呼ばれる樹脂パーツを歯に付ける必要があります。
アタッチメントにより、より理想的な方向に歯を移動させることが可能となります。
左側からの口腔内写真。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
奥歯の内側にはリンガルボタンと呼ばれるパーツを取り付けました。
下顎の口腔内写真。
奥歯の外側にもリンガルボタンを取り付けました。
リンガルボタンにゴムを引っ掛けることで、奥歯の噛み合わせを修正していきます。
マウスピース矯正
マウスピースはこのように透明で薄いので、目立ちません。
食事や大事な用事の際には外すことができるのが、マウスピース矯正のメリットです。
デメリットしては、マウスピースを毎日20時間以上使わないと、歯が動いてくれません。
マウスピースを毎日しっかり使用する自信がない方には、ワイヤーによる固定式の表側矯正や裏側矯正をお勧めします。

治療後の口腔内写真

治療終了後の口腔内写真。
矯正治療後に、銀歯や大きい樹脂の入った歯を、セラミックで被せました。
左側からの口腔内写真。
マウスピース矯正とセラミック治療により、機能的な意味でも理想的な噛み合わせになりました。
右側からの口腔内写真。
左右均等に噛むことができています。
上顎の口腔内写真。
銀歯から、白くて美しいセラミック歯に変わりました。
下顎の口腔内写真。
こちらも、天然歯と同じく理想的な噛み合わせを与えたセラミック歯が入りました。

Dr.より

保険診療と異なり、自由診療は担当する歯科医師の技術と経験により、どうしても差が出やすい側面があります。
必要となる治療分野が複数にわたる場合は尚更です。
セラミック治療とマウスピース矯正、どちらも完璧に施術できる医院は全国的に見ても、少ない現状があります。
銀歯を白く美しくしたい、マウスピースで歯並びも良くしたい、という要望をお持ちの方は、ぜひ当院にご相談下さい。

症例の治療に必要な標準的な費用

880,000円(税込) マウスピース矯正(インビザライン)

  • 調整費別途

*マウスピース矯正の治療費のみ、全体の治療費はこちらを参照下さい

主なリスク・副作用

セラミックが稀に欠けたり割れたりすることがあります。
当院のセラミック治療には5年保証が付いていますので、トラブル発生時には無料対応いたします。
(半年に1回の検診が、保証の条件となります。)
矯正治療のリスクとしては、きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。
当院では、そのようなことが生じないように矯正治療中のクリーニングを行なっています。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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