インプラント症例
2024年 09月 23日

インプラント症例 1Dayインプラントで前歯を治したい。

年齢・性別

30代・女性

来院動機

左上の前歯がグラグラしているので、インプラントで治したい。
現在、左下の奥歯はかかりつけの医院で、インプラント治療中。
かかりつけの医院だと、治療中に仮歯が入らないと言われてしまったので、前歯は1Dayインプラントをやっているところで施術を受けたい。

治療内容

事前の精密検査

初診時のレントゲン写真

左下の奥歯にはすでにインプラントが入っています。
奥歯であれば仮歯なしでも良いと思いますが、目立つ前歯で仮歯なしのまま長期間過ごすのは困ってしまいますね。

初診時の口腔内写真

左上の前歯には腫れがあり、とてもグラグラしている状態でした。

治療方針

1Dayインプラントはインプラント治療の手法の一つです。
文字通り、1日で歯が入るインプラント治療が、1Dayインプラントです。
通常のインプラント治療の場合だと、
残せない歯を抜歯→3ヶ月待つ→インプラントの埋め込み→3ヶ月待つ→セラミック歯が入る
以上のように、6ヶ月もの間、歯がないことを我慢しなくてはいけません。
見えない奥歯ならばそれでも問題がないとも言えますが、前歯がずっとないのは困ってしまいますよね。
1Dayインプラントであれば
残せない歯を抜歯→同時にインプラントの埋め込み→同時に美しい仮歯が入る。
とわずか1日で見た目と機能の回復が完了します。
ちなみに1Dayインプラントと聞いて、丸一日拘束されるのでは?
と心配される方もいますがそんなことはありません。
当院では、抜歯5分、インプラント15分、仮歯製作30分、合計50分ほどの処置時間で終わります。
オペ前クリーニング、麻酔、術前術後の説明などを加えても、平均80分ほどの滞在時間でしょうか。

オペ中の口腔内写真とCT写真

オペ前に力をかけたところ、グラグラしていた差し歯が取れました。
左上の残っている歯根を抜きます。
抜いて前歯です。
歯根破折していたことが、グラグラの理由でした。
抜歯と同時にインプラントを埋め込むケースでは、メスを使う必要はありません。
直径2ミリのドリルで骨を削っていきます。
次は直径3ミリのドリルで更に骨を削っていきます。
直径4ミリのバーで骨を削り、インプラントを埋め込む穴が完成しました。
前歯の1Dayインプラント成功の秘訣は極力長いサイズのインプラントを使用することです。
今回は直径4ミリ長さ15ミリのインプラントを選択しました。
インプラント表面のネジ山が骨に強固に食い込むことで、即日に仮歯を入れることが可能となります。
インプラントが理想的な位置に埋め込まれました。
インプラント埋入後のCT写真。
骨にしっかりとインプラントが噛み込んでいることが分かります。
即日でキレイな仮歯が入りました。
ここまでの施術時間は50分のみ。
1Dayインプラントどころが1Hourインプラントと呼んでもいいくらいの、スピードと言えます。
実際に見える口元の範囲はこんな感じです。
仮歯でも充分な美しさがあるので、オペ当日から普通に生活をして頂けます。

治療後のレントゲン写真

他院さんで施術した左下のインプラント治療と同じタイミングで、当院での前歯のインプラント治療も完了しました。

治療後の口腔内写真

インプラントオペから3ヶ月後、仮歯を最終的なセラミック歯に交換して、治療終了となります。

Dr.より

他院さんにインプラント相談に行ったけれど、
・治療期間が半年以上と言われた。
・インプラントと骨がくっつくまで、歯が入らないと言われた。
・インプラント治療中は、入れ歯を使用するように言われた。
以上のような説明を受けて、困っている方は当院の1Dayインプラントをぜひ受けて下さい。
前歯であれば100%即日で仮歯が入るので、見た目で困ることはありません。

症例の治療に必要な標準的な費用

495,000円(税込)
*プレミアムインプラント

主なリスク・副作用

インプラント治療には「腫れ・痛み・違和感・出血・感染」などのリスクがあります。
また、稀にインプラントと骨が結合しないことがあります。
もし万が一、インプラントと骨が結合しない場合は、すぐに再埋入手術を無料で行わせて頂きます。

施術名

インプラント治療

施術の説明

インプラント治療とは、歯を失ったところにチタン製の人工歯根を埋入し、新しく歯を再建する方法です。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

院長の投稿一覧