矯正歯科症例
2024年 09月 23日

矯正歯科症例 痛くない矯正治療を受けたい。

年齢・性別

20代・女性

来院動機

「前歯のガタガタ」が気になっている。
できるだけ痛くない歯列矯正を受けたい。

初診時の口腔内写真

前歯のガタガタが目立つ状態です。
左側からの口腔内写真。
側方から見ても、ガタガタが気になります。
右側からの口腔内写真。
左上の前歯が飛び出ていることが分かります。
上顎の口腔内写真。
下顎の口腔内写真。
下の前歯もガタガタなのが分かります。

治療方針

矯正治療中の痛みを抑えたい方には、マウスピース矯正をご提案しています。
ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーを細いものから太いものへ変える際に、どうしても痛みが発生します。
月に1回のワイヤー交換において、見込んでいる歯の移動量は1ミリ。
極力痛みが発生しないように矯正医は配慮していますが、ワイヤーの復元力で歯を動かす以上、痛みのコントロールには限界があります。
マウスピース矯正の場合、痛みをもし感じたらマウスピースの使用をストップでも良いですし、一つ前のマウスピースに戻っても構いません。
1枚のマウスピースによる歯の移動量は0.25ミリのため、圧迫感はあるもののまず痛みは生じません。
1週ないし2週おきの頻度でマウスピースを新しいものに交換していくことで、緩やかながらも着実に歯が動いていきます。
ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、1ヶ月間における歯の移動量は同じ1ミリですが、マウスピース矯正の方が細かいステップで歯を動かしていくと言えます。

マウスピース

当院で使用しているマウスピースは『インビザライン』
マウスピース矯正のリーディングカンパニーであり、世界中で1,400万人以上の症例数を誇ります。
当院におけるマウスピース矯正は全て『インビザライン』で行なっております。
マウスピースを1日20時間以上使用できる患者様においては、確実に歯が動いていきます。
奥歯の噛み合わせにそこまで問題がなく、前歯のガタガタの歯並びが気になるようなケースは、マウスピース矯正にはメリットしかありません。

治療中の口腔内写真

治療スタートから1年半で前歯のガタガタはなくなりました。
マウスピースを外すとアタッチメントと呼ばれる樹脂の突起が目立ちます。
アタッチメントにより、歯に加わる力を細かくコントロールすることができます。
アタッチメントを効果的に付与できるがどうかが、矯正医の腕の見せ所です。
マウスピースとアタッチメントがしっかり嵌合することで、効率良く歯が動いていきます。
左側からの口腔内写真。
アタッチメントの見た目が気になる方には、マウスピース矯正よりも裏側矯正(舌側矯正)を推奨しています。
右側からの口腔内写真。
アタッチメントとマウスピースが嵌合することで、歯の3次元的移動が可能となります。
上顎の口腔内写真。
アタッチメントはインビザラインの特許技術です。
アタッチメントがあることで、ワイヤー矯正と遜色ないスピードで歯が動いていきます。
下顎の口腔内写真。

治療後の口腔内写真

矯正治療終了後の口腔内写真。
約2年で前歯のガタガタは完全に改善されました。
マウスピース矯正は、痛みを抑えたい方には最高の治療方法と言えます。
左側からの口腔内写真。
アタッチメントも完全に取り除かれています。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
後戻りを防ぐために、上の前歯はワイヤーで固定しています。
下顎の口腔内写真。
下顎の前歯にもワイヤーによる保定装置を装着しました。

矯正医より

矯正治療中の痛みが気になる方にはマウスピース矯正を推奨しています。
アタッチメントの存在だけ我慢して頂けたら、現在のマウスピース矯正にはメリットしかありません。
ただ、マウスピース矯正での対応が難しい歯並びの方もいらっしゃいます。
表側矯正、裏側矯正(舌側矯正)、マウスピース矯正、それぞれのメリットとデメリットを説明した上で、最善の矯正手法をご提示いたします。

症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)

 880,000円(税込) マウスピース矯正(インビザライン)

  • 調整費別途

主なリスク・副作用

きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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