インプラント症例
2024年 11月 06日

インプラント症例 1Dayインプラントで前歯を治したい②

年齢・性別

30代・女性

来院動機

上の前歯2本がグラグラしているので、インプラントで治したい。
通院中の医院だと、治療中に入れ歯の使用が必要と言われてしまったので、前歯は1Dayインプラントをやっているところで施術を受けたい。

治療内容

事前の精密検査

初診時のレントゲン写真

上の前歯2本は神経が取られた状態であり、歯を温存しても長持ちしないことが予測されました。

初診時の口腔内写真

一見、何の問題ないように見えますが、、、
ちょっと力をかけると、差し歯は簡単に外れてしまいました。

治療方針

当院では、前歯(見える範囲)のインプラント治療は、すべて1Dayインプラントでの対応が可能です。
インプラントと骨が結合するまでの間に、前歯がないまま、もしくは入れ歯を使用しなくてはいけない、などは絶対にありません。
いくらマスクをしているのが当たり前の時代とはいえ、長期間にわたり前歯がないままだと、外出する気にならないでしょう。

1Dayインプラントであれば
残せない歯を抜歯→同時にインプラントの埋め込み→同時に美しい仮歯が入る。
という50分ほどの工程で、見た目と機能の回復が完了します。

ちなみに見えない奥歯の1Dayインプラントは、患者様のご希望がある場合のみ行なっております。
奥歯の1Dayインプラントは、夜間の噛み締めや食いしばりがあると成功率が低下してしまうため、当院では積極的には推奨していません。

オペ中の口腔内写真とCT写真

まず、残せない歯を抜いていきます。
今回の症例では、ルートメンブレン(ソケットシールド)と呼ばれる手法を用いることにしました。
ただ、悪い歯を抜くのではなく、外側の歯根1ミリだけをあえて残して起きます。
内側の歯根を取り除きました。
外側の歯根を薄く削り込んでいきます。
ご自分の歯根の一部を人工骨代わりとすることで、歯茎のボリュームを維持することができます。
左側の前歯からインプラントオペをスタートします。
直径2ミリのドリルで骨を削ってから、方向性を確認するためのピンを立てます。
左側のピンと平行に右側の骨もドリルで削っていきます。
今回の症例では、直径4ミリ長さ15ミリのサイズのインプラントを使用します。
左側のピンと平行にインプラントを骨内に埋め込んでいきます。
インプラントが理想的な位置に埋め込まれました。
右側の埋め込んだインプラントに方向性を確認するパーツをセットして、左側の骨もドリルで削っていきます。
一つひとつの工程をきめ細かく行うことで、左右のインプラントの埋入位置がピッタリと揃います。
左側も理想的な位置に同じサイズのインプラントが埋め込まれました。
左右のインプラントが同じ位置に埋め込まれることで、上部構造(セラミック歯)を左右差なく完成させることができます。
1Day(即日)で綺麗な仮歯をセットして、オペ終了となります。
術前クリーニングと麻酔の時間を含んでも、合計1時間半しかかかりませんでした。

治療後のレントゲン写真

型取りから2週間後、オペから2ヶ月半後に、上部構造(セラミック歯)が完成しました。
レントゲンで、インプラントと上部構造(セラミック歯)が、寸分の狂いも歪みもなく接合されていることをチェックします。

治療後の口腔内写真

見た目の美しさははもちろんのこと機能性にも優れた、美しい歯が入りました。
歯茎のボリュームも含めて、人工物だとは絶対に分からないクオリティです。
なお、患者様のご要望もあり、やや白くセラミック歯を製作しています。

Dr.より

他院さんにインプラント相談に行ったけれど、
・治療期間が半年以上と言われた。
・インプラントと骨がくっつくまで、歯が入らないと言われた。
・インプラント治療中は、入れ歯を使用するように言われた。
以上のような説明を受けて、困っている方は当院の1Dayインプラントをぜひ受けて下さい。
100%即日で仮歯が入るので、見た目で困ることはありません。

症例の治療に必要な標準的な費用

990,000円(税込)
*1本あたり495,000円(税込)

主なリスク・副作用

インプラント治療には「腫れ・痛み・違和感・出血・感染」などのリスクがあります。
また、稀にインプラントと骨が結合しないことがあります。
もし万が一、インプラントと骨が結合しない場合は、すぐに再埋入手術を無料で行わせて頂きます。

施術名

インプラント治療

施術の説明

インプラント治療とは、歯を失ったところにチタン製の人工歯根を埋入し、新しく歯を再建する方法です。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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