親知らず抜歯症例
2024年 11月 21日

親知らず症例 歯冠除去術で抜歯

年齢・性別

40代・男性

来院動機

歯列矯正治療のために、親知らずを抜歯したい

治療内容

Before

治療前のレントゲン写真

右下の親知らずの抜歯を希望されて来院された患者様の初診時レントゲン写真。
手前の歯に親知らずの歯冠が迫っているために、矯正治療の開始前にあらかじめ抜歯します。

治療前のCT写真

3次元のCT写真による診断では、親知らずの歯根が歯槽骨に癒着しています。
無理やり剥がし取ることはせず、このようなケースでは「歯冠除去術」が非常に有効となります。

治療内容・説明

親知らずが埋まっている骨と癒着していて、無理に抜こうとすると神経を傷つけてしまう可能性があったため「歯冠除去術」提案しました。
文字通り、親知らずの上半分にあたる『歯冠』だけを切除(抜く)するテクニックです。
神経と近い親知らずの下半分『歯根』にはノータッチなので、神経損傷が生じる可能性を0に近づけることができます。
「歯冠除去術」を行なった後に、顎骨の中にあえて残してきた『歯根』が移動してこない場合は、それで終了です。

After

抜歯後のレントゲン写真

歯冠除去術から直後のレントゲン。歯根の一部はあえて残したままの状態です。

Dr.より

「歯冠除去術」を行なった後には、定期的な経過観察が必要となります。
あえて残してきた『歯根』が動かない場合は、追加の処置は必要となりません。
万が一、『歯根』が動いてきた場合は、「親知らず抜歯2回法」に移行します。

症例の治療に必要な標準的な費用

親知らずの抜歯・CT・抜糸など親知らずにかかる費用は保険適応になっています。

副作用・リスク

術後、痛み・腫れが出ることがあります。
だいたいの場合は徐々に落ち着きますが、痛みが強くなったり痛み止めを飲んでも効かない場合は対応させていただきます。

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くげぬま海岸歯科クリニック スタッフのブログです。

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