矯正歯科症例
2025年 01月 06日

矯正歯科症例 お子様向けのマウスピース矯正(インビザライン・ファースト)。

年齢・性別

11歳・女児

来院動機

「前歯のガタガタ」が気になる。
目立たないマウスピース矯正を検討している。

初診時の口腔内写真

前歯のガタガタが目立つ状態です。
左側からの口腔内写真。
成長に従い、八重歯傾向になることが予測されました。
右側からの口腔内写真。
永久歯が生え揃うスペースが足りません。
上顎の口腔内写真。
左上の前歯が捻じれています。
下顎の口腔内写真。

治療方針

当院の基本スタンスとして、成人と高校生の患者様においては、マウスピース矯正とワイヤー矯正を同じくらい推奨しています。
小学生中学生の患者様の場合は、費用の負担(ワイヤー矯正よりも22万円多くかかる)も考慮し、ワイヤー矯正を推奨しています。
どちらかの矯正手法が優れているわけではなく、マウスピースを規定の時間通り(1日あたり20〜22時間)使えるかが判断の分かれ目と言えるでしょう。

保護者の方は来院当初から、インビザラインによるマウスピース矯正をご希望されていました。
・お子さんがマウスピースの使用に関してモチベーションが高い。
・矯正の治療期間が約1年半で終わると予測できた。
・早めに矯正治療をスタートすることで、歯を抜かなくてもキレイに歯が並ぶメリットがあった。
以上の条件が揃っていたため、インビザライン・ファーストによる歯列矯正をスタートしました。

治療後の口腔内写真

矯正治療終了後の口腔内写真。
約1年半で美しい歯並びになりました。
左側からの口腔内写真。
犬歯も八重歯にならずに綺麗に生えました。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
後戻りを防ぐために、上の前歯はワイヤーで固定しています。
下顎の口腔内写真。
下顎の前歯にもワイヤーによる保定装置を装着しました。

矯正医より

私は、以下のようなワイヤー矯正では対応が難しい症例において、マウスピース矯正をご提案しています。
①開咬(オープンバイト)
②奥歯の後方移動を伴う非抜歯症例
③奥歯の圧下
この症例の患者様は②にあたりました。
全ての患者様にそれぞれの矯正手法のメリットとデメリットをご説明しますので、ベストな治療方法を選んで頂けたらと思います。

症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)

 880,000円(税込) マウスピース矯正(インビザライン)

  • 調整費別途

主なリスク・副作用

きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。
マウスピースをメーカー指定の時間通り使用しないと、歯が思うように動きません。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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