矯正歯科症例
2025年 01月 29日

矯正歯科症例 奥歯しか噛んでいないので、前歯でも噛めるようになりたい。

年齢・性別

30代・女性

来院動機

奥歯しか噛んでいないので、咀嚼が大変。
全ての歯で噛めるようになりたい。

初診時の口腔内写真

初診時口腔内写真。
最後方の奥歯しか噛んでいません。
左側からの口腔内写真。
上下の前歯が全く噛んでいません。
右側からの口腔内写真。
こちらも同じく、上下の前歯が噛んでいません。
上顎の口腔内写真。
顎が小さいため、歯が歪んで並んでいます。
下顎の口腔内写真。

治療方針

奥歯しか噛んでいない状態を「開咬(かいこう)/オープンバイト」といいます。
噛む力を奥歯でのみ負担してしまうため、奥歯に亀裂が入り虫歯になってしまいます。
若いうちはあまり困りませんが、50代くらいから奥歯を少しずつ失っていく可能性が高いため、当院では早め早めの歯列矯正を提案しています。
「開咬(かいこう)/オープンバイト」は、矯正装置を付けるスペースはたくさんあるため、どの矯正手法でも問題なく歯は移動します。
ただ、『舌の位置が悪く、舌で上下の前歯を押してしまう癖』を補正する必要があるため、患者様の協力も欠かせません。

治療後の口腔内写真

矯正治療終了後の口腔内写真。
2年半で見違えるような美しい歯並びになりました。
左側からの口腔内写真。
全ての歯がしっかり噛んでいます。
右側からの口腔内写真。
こちらも、しっかり噛めるようになりました。
上顎の口腔内写真。
後戻りを防ぐために、上の前歯はワイヤーで固定しています。
下顎の口腔内写真。
下顎にもワイヤーによる保定装置を装着しました。

矯正医より

「開咬(かいこう)/オープンバイト」の放置すると、サ行・ラ行をうまく発音できなかったり、食べ物をしっかり噛めないといった問題が生じてしまいます。
また、舌を正しい位置に補正することは、少しでも若いうちに行う必要があります。
私自身の考えでは、「開咬(かいこう)/オープンバイト」の方は可能なら30代までに歯列矯正を受けて欲しいと思っています。

症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)

 770,000円(税込) 表側矯正

  • 調整費別途

主なリスク・副作用

きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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