歯を抜かないための先端治療
Non Tooth Extraction他のクリニックで歯を抜く必要があると宣告された場合でも、歯を残せる可能性があります。
当院では、できる限り患者様の歯を残すことを心がけています。
最新の医療機器と技術で、歯を残すための高度先端治療を提供します。
歯根端切除術
歯根端切除術とは?
歯根端切除術は、歯根の病巣(嚢胞)が大きく歯を抜かないといけない場合に行われます。
通常の根管治療だけでは、歯根の病気を治せないことがあります。
外科的に、歯茎の方から膿が溜まった病巣(嚢胞)を切除していく手法です。
従来の肉眼による歯根端切除術は、成功率が低い欠点がありました。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)とMTAセメントを使用しての歯根端切除術は、歯を残せる可能性が90%以上とアメリカの学会において報告されています。
当院では、米国式の精密歯根端切除術を行っています。
歯根端切除術の対象
- 根管治療を何度も受けているが、痛みや腫れが続いている場合。
- 歯根の形態が複雑で、根管治療を行うことが困難な場合。
- 歯の土台を外して、根管治療を行うことができない場合。
- すでにセラミックが被さっていて、セラミックを外したくない場合。
歯根端切除術の術式
※歯や根の位置によって、手術できない部位があります。
MTAセメントには、殺菌力と骨再生能力があります。
手術後、少しずつ病巣があった部分に骨が再生していきます。
歯根端切除術のリスク
歯根破折が生じた場合は、インプラント治療が必要になることがあります。
歯根端切除術の治療期間
約10日
(1回目に手術、2回目に抜糸を行います。3ヶ月〜6ヶ月後に最終チェックが必要です。)
歯根端切除術の費用
費用 | 110,000円〜165,000円(税込) |
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※MTAを用いた歯根端切除術は保険外診療です。
挺出
挺出とは?
挺出は、歯根が歯茎に埋まってしまっている場合に行います。
矯正治療と同じ原理で、ゴムの力で埋まっている歯根を引き上げます。
挺出の対象
- 前歯と小臼歯。
- 虫歯などが原因で、歯茎より深いところに歯の表面がある場合。
挺出の術式
次に、フックとワイヤーをゴムで固定して、少しずつ歯根を引き上げます。
挺出のリスク
- 歯根の長さが短くなるので、噛む力に耐えれない場合があります。
- 処置後に歯茎と骨の形を調整する可能性があります。
- 歯根破折が生じた場合は、インプラント治療が必要になることがあります。
挺出の治療期間
3ヶ月〜6ヶ月
挺出の費用
費用 | 110,000円(税込) |
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※挺出は保険外診療です。
再植
再植とは?
いったん、意図的に状態の悪い歯を抜いて、歯を再び戻す手法です。
歯根の先端にある病巣(嚢胞)を、歯を抜いた穴から直接アクセスして除去することができます。
条件次第ですが、抜歯を宣告された歯を88%の確率で残せるというアメリカのデーターもあります。
歯茎や顎骨を削ったりしないので、治療中と治療後の痛みもほとんどありません。
再植の対象
- 前歯と下顎小臼歯と下顎7番。
- 歯根端切除術が適応とならない場合。
- 歯根に大きい病巣ができて、根管治療で治らない場合
再植の術式
術後に歯が安定するか経過を見ていきます。
再植のリスク
- 歯根破折が生じた場合は、インプラント治療が必要になることがあります。
- 稀に歯根が吸収されてしまうことがあります。
- インプラント治療に比べると成功率が低いため、最近はあまり行われません。
再植の治療期間
約3ヶ月(経過観察含む)
再植の費用
費用 | 110,000円〜165,000円(税込) |
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※再植は保険外診療です。