今日は当院で行っている抜歯即時インプラントの紹介になります。
右上の前歯が壊れてしまい来院された患者様のレントゲン写真です。左側と比べても、歯根の長さが短く無理に温存しても長持ちは期待出来ないので、インプラント治療で対応することになりました。
奥歯と違い前歯は、審美性と言葉の発音に大きく関わってきますから、より一層インプラントを埋める位置が重要になります。
CT撮影後にシミュレーションソフトでインプラントポジションを決定。
折れてしまった歯を抜いて、即時に代わりとなるインプラントを埋め込みます。
インプラント埋入直後のCT写真です。天然歯よりも内側に深く埋め込むことで、インプラントの安定性が確保でき、オペ当日に仮歯を入れることが可能となります。
オペ直後に噛んでも痛くないように、少しだけ短い仮歯を入れて終了です。審美性を追求するために、切開も剥離も縫合もしません。CTがない時代には考えられない術式ですね。CTが自分の眼の代わりなってくれるので、切らなくても内部の状況を確認できるんですね。
オペ時間は30分足らず。当然、腫れも痛みもありませんでした。3ヶ月後には型取りして、本物のセラミック歯が入って終了の予定です。