いつか抜かなくちゃいけないなあと思いながら、ついつい先延ばしになってしまっている親知らずの抜歯。
「いつ抜くのが良いんですか?」とよく患者様から聞かれます。
答えとしては、「若ければ若いほど良い!!!」これに尽きますね。
海外では大学生の頃に抜くのが一般的です。
なぜなら、親知らずは20歳前後であれば、まだ歯根が完成していないので、容易に抜くことができるからです。
歯根が完成して長くなってしまう30歳以降の抜歯だと、顎の神経を抜歯時に損傷してしまうことも起こり得ます。
その次の回答としては、「1度でも痛くなったり腫れてしまったら抜きましょう!」ですね。
いくら若いうちに抜歯しましょうと言われても、踏ん切りがつかない方々も多いことでしょう。
でも、痛くなったのにダラダラと放置するのは、何のメリットもありません。
症状があるのに親知らずを抜かないでいると
・手前の歯が虫歯になってしまう。
・歯周病が進みやすくなってしまう。
・口臭の原因となる。
・歯並びが悪くなってしまう。
などのトラブルを引き起こしてしまいますからね。
23歳女性の患者様の初診時のレントゲン写真。左右の親知らずの違和感を訴えて来院されました。
お仕事がハードでない時期を考慮して、昨年8月に左下を、今年1月に右下の親知らずを抜くことに。
先週、右下の親知らずを抜歯してから1週間後の確認のためのレントゲン写真。
左右ともに痛みはなく若干の腫れがあったくらいで、とても楽だったようで何よりです!!!