昨日と今日は、歯周形成外科の講習会参加のために、上野に滞在していました。
歯周形成外科と言われても、日本ではまだ馴染みが薄く聞いたことがある方は少ないでしょう。
「歯周病におかされた骨・歯茎・歯の色や形などを回復し、健康的でより美しい口元を目指す治療分野」が歯周形成外科なんです。
具体的には
・笑うと歯茎が大きく見える。
・前歯の歯茎のラインが左右非対称に見える。
・歯茎が下がって、歯が長く見える。
・歯茎の色が悪い。
などの問題を解決することが、可能となります。
ざっくり言ってしまうと、お口の中における美容外科的な領域となります。見た目が良くなるだけでなく清掃性も改善されるので、天然歯だけではなくインプラント周囲の歯茎の再建にも役立つ分野なんです。
欧米ではとても需要が高い分野でもあるので、新しい技術がどんどん開発されています。今回は、その欧米のトレンドを学ぶために、豚さんの下あごでトレーニングです。
豚さんの歯茎は人間よりも薄いので、豚さんで練習することが技術習得の近道と言えます。
こんな道具を駆使して、豚さんの歯茎を薄切りしたり、ズラしたり、縫ったりと非常に濃い2日間でした。