院長ブログ

院長 三浦 陽平

2018年 04月 30日

インプラントオーバーデンチャー

入れ歯だと痛くて噛めない方には、インプラントオーバーデンチャーという治療方法をオススメしています。
入れ歯は、粘膜の上に乗っているだけなので、しっかりご飯を噛み切るには限界があります。

まだ、上顎であれば何とかリカバリーすることも可能ですが、問題は下顎。
下顎の総入れ歯は、どんなに熟練の技術を持つ歯科医師でも、対応が難しいケースの一つなんです。
下顎には舌があるので、使えるスペースが限られていますからね。
よく患者様から言われるのが、
「上の入れ歯は調子がいいんだけど、下の入れ歯はどうにもこうにも痛いし外れるし、使えたもんじゃない。」
というお言葉。

そんな場合には、下顎にたった2本のインプラントを埋め込むだけで、あっさりと問題は解決するんです。

2本のインプラントを埋め込んだ後の写真です。

直径2ミリ長さ10ミリのインプラントが2本、下顎に埋め込まれています。

上下の入れ歯をセットした後の写真になります。

入れ歯を、インプラントとがっちり固定することにより、何でも食べることができるようになります!

眼鏡と同じく、取り外し式にはなりますが、ご飯を食べるという機能を重視する場合には、とてもいい方法です。

取り外しの必要がない、固定性のインプラントブリッジに比べると、以下の利点があります。
①少ないインプラントの埋入本数で済むので、治療費が比較的安くなる。
②取り外し式なので、インプラントの清掃が簡単。
③もし将来的に、要介護状態になってしまっても、対応が簡単。

入れ歯でいいから、とにかくしっかり噛みたいという要望の方は、インプラントオーバーデンチャーを検討する価値は十分にあるかも知れませんね。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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