入れ歯だと痛くて噛めない方には、インプラントオーバーデンチャーという治療方法をオススメしています。
入れ歯は、粘膜の上に乗っているだけなので、しっかりご飯を噛み切るには限界があります。
まだ、上顎であれば何とかリカバリーすることも可能ですが、問題は下顎。
下顎の総入れ歯は、どんなに熟練の技術を持つ歯科医師でも、対応が難しいケースの一つなんです。
下顎には舌があるので、使えるスペースが限られていますからね。
よく患者様から言われるのが、
「上の入れ歯は調子がいいんだけど、下の入れ歯はどうにもこうにも痛いし外れるし、使えたもんじゃない。」
というお言葉。
そんな場合には、下顎にたった2本のインプラントを埋め込むだけで、あっさりと問題は解決するんです。
入れ歯を、インプラントとがっちり固定することにより、何でも食べることができるようになります!
眼鏡と同じく、取り外し式にはなりますが、ご飯を食べるという機能を重視する場合には、とてもいい方法です。
取り外しの必要がない、固定性のインプラントブリッジに比べると、以下の利点があります。
①少ないインプラントの埋入本数で済むので、治療費が比較的安くなる。
②取り外し式なので、インプラントの清掃が簡単。
③もし将来的に、要介護状態になってしまっても、対応が簡単。
入れ歯でいいから、とにかくしっかり噛みたいという要望の方は、インプラントオーバーデンチャーを検討する価値は十分にあるかも知れませんね。