どうしても残せない悪い歯を抜くのと同時に、インプラントを顎骨に埋め込む手法が、『抜歯即時埋入インプラント』。
インプラントを顎骨に埋め込んで、すぐにご飯を食べれるようにする手法が、『即時荷重インプラント』。
この2つの手法を組み合わせると、悪い歯を抜いてすぐにインプラントを埋め込み、その日のうちに仮歯まで入り、オペ直後からご飯をしっかり食べることが可能となります。
もちろん全てのケースに対応可能なわけではありませんが、当院のインプラント治療の7割は、この『抜歯即時埋インプラント』+『即時荷重インプラント』で行なっています。
一番左の歯の根が割れてしまい保存不可能でした。
CT写真を撮影すると、顎骨が6ミリしかないので、ショートインプラントを使用しソケットリフトで骨を造る計画を立てました。
抜歯を行いました。
インプラントを埋め込むための穴を、掘ります。
ソケットリフトで上顎洞底に骨を造りつつ、インプラントを埋め込みます。
長さ7ミリのショートインプラントなので、顎骨が少なくても問題ありません。
仮歯を取り付けるためのプラスチックの土台を取り付けてから、残ったスペースに人工骨を入れます。
オペ当日に仮歯を入れて、帰って頂きます。
『抜歯即時埋入インプラント』『即時荷重インプラント』『ショートインプラント』『ソケットリフト』という4つの手法を組み合わせることにより、たった1時間半の処置時間で、すぐにご飯を食べることが可能となります。
あとは、この状態で3ヶ月ほど待ってから、仮歯からセラミック歯へと交換して、治療終了となります。
シンプルなテクニックを確実に行うことで、治療期間と治療回数を最小限にするように、心がけています。