今月末に、光学印象ができる医療機器(iTeroエレメント2)を導入します。
光学印象とは、歯の情報をレーザーなどの光により口腔内で直接計測する、歯型取りの最新の手法です。
まだインプラントや審美歯科に用いるにはケースを選ぶようですが、すでに矯正歯科治療に使用する分には従来の型取りよりも精度的に優れていると言われています。
とくにマウスピース矯正(インビザライン)や小児矯正においては、小型カメラによりわずか60秒でデータ採取が可能となります。
従来の粘土みたいなものでの、歯型取りが苦手な方や嘔吐反射が強いお子さんでも、矯正治療が簡単にスタートできます。
インビザラインを製作しているアライン社の方によると、iTeroを藤沢市で導入するクリニックは当院が1番目だそうです。
また、当院における今までの小児矯正治療でも、型取りができないお子さんにはアイテロ導入済みの遠方のクリニックまで行って頂いていましたが、その必要がなくなります。
おとなこども問わず、嘔吐反射の強い方には全ての歯科治療分野において、光学印象は画期的な技術革新だと思います。