インプラントの成功には、CT写真を撮影した上での3Dシミレーションが欠かせません。
3次元的に解析した理想的なポシションにインプラントを埋める。
これがインプラント治療を成功させるために、最も大事なことです。
誤解を恐れずに言ってしまうと、他のことは後でいくらでもリカバリーできます。
ですが、間違った位置に埋め込まれてしまったインプラントは、残念ながら長持ちはしません。
また、前歯部のインプラントの場合は、見た目がすごく変になってしまうこともあります。
他院で前歯のインプラント治療を受けられたのち、見た目がどうしても納得できずに当院に相談される方が多数います。
インプラントの上部構造が、不自然に長くなってしまったり磨きにくい場合は、埋め込まれたインプラントの位置に問題があります。
当院では、より理想的な位置にインプラントを埋め込むことで、機能的かつ健康的な美しさを再現するように心がけています。
【インプラント症例】
左上の前歯が折れて来院された患者様の口腔内写真です。
インプラント治療をご希望されたので、CT写真を撮影して3次元のシミレーションを行いました。
前歯部インプラントの埋入ポジションは、天然歯より内側にかつ深く設定しなくてはいけません。
インプラントを埋め込んで、仮歯まで入れた後の口腔内写真です。
シミレーションとほぼ同じ位置にインプラントが埋め込まれています。
仮歯をセラミック歯に変えた後の口腔内写真です。
3ヶ月の治療期間で、自然な美しさを獲得できました。
ちなみに、他院にてやや微妙な位置に埋め込まれたしまったインプラントを何とか生かして欲しいというお願いをされることがあります。
基本的には、残しておいても活用は難しいので、撤去して新規に新しいインプラントを埋め込むことになります。
奥歯ならまだしも前歯の場合は、インプラントの位置で全ての審美性が決まってしまいますからね。。。