院長ブログ

院長 三浦 陽平

2019年 11月 19日

奥歯のインプラント治療の流れ

当院におけるインプラント治療は、治療期間・回数ともに最小限になるようにシステム化されています。

①初診時

右上の奥歯を失ってしまい、インプラント治療を望んで来院された患者様の口腔内写真です。

レントゲン写真を撮ると右上の欠損部には骨がなく、かかりつけの歯科医院では大学病院を紹介され、全身麻酔下での骨造成を提案されていました。また大学病院ではオペ回数が4回、治療期間が1年半以上と言われており、当院のよりシンプルなインプラント治療をご希望されていました。


CT写真でも、顎骨の厚みは1ミリもないことが分かると思います。

右上の1番奥の歯は噛むと強い痛みがあったため、初診時に抜かせて頂くことになりました。

②オペ1回目


手前にはインプラントを埋め込んで即日で仮歯を入れました。奥の骨がない部分には、サイナスリフトと呼ばれる骨造成術を行いました。
局所麻酔下にて1時間ほどで終了しましたので、日常生活にも影響はありません。
また見える部分には、すぐに仮歯が入ることで、患者様には非常に喜んで頂けました。

③消毒と仮歯のチェック

オペ日から約1週間後に、トラブルが発生してないかを確認します。

④オペ2回目(最初のオペ日から4ヶ月後)

局所麻酔下にて、奥の部分に2本目のインプラントを埋め込みました。
完全に骨が出来ていたこともあり、わずか20分で終了しました。
患者様が仕事で忙しいこともあり、消毒は必要ないと判断しました。

⑤セラミック歯の型取り(最初のオペ日から6ヶ月後)

色合わせ、噛み合わせの記録、型取りなどを行います。

⑥セラミック歯のセット(オペ日から7ヶ月後)

レントゲンで適合を確認します。

色・形・噛み合わせ全てにおいて、患者様が満足して頂けるインプラント上部構造が入りました。

このように、骨が全くなく大学病院を紹介されるような難しいケースでも、通院回数6回、治療期間7ヶ月で、インプラント治療が完了します。

前歯のインプラント治療の流れはこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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