院長ブログ

院長 三浦 陽平

2021年 10月 26日

インプラントの安定度の計測

インプラント治療は日進月歩の分野です。
どんどん、治療技術が進化しています。
ここ最近のインプラント治療のトレンドとして、「治療期間の著しい短縮」が挙げられます。

従来のインプラントの一般的な治療期間は、上顎9ヶ月・下顎6ヶ月と、どうしても長期間に渡っていました。
現在は、それをどんどん短くしていく方向になっています。
上顎も下顎も、最短で2ヶ月半くらいでインプラント治療を完了することが可能となってきています。
しかし、やみくもに治療期間の短縮をめざしても、絶対に失敗してしまいます。

治療期間を効率よく短縮するには、インプラントと骨との安定度(結合度)を客観的に評価する必要があります。
そのためには、インプラント安定性モニター(MEGA ISQ)を使用することが必須となります。

顎骨の中に埋め込んだインプラントに、スマートペグを連結します。
非接触で「ISQ値」を測定できます。
「ISQ値」が70以上であれば、インプラントが十分に安定している目安となります。
また、「ISQ値」が70以上であれば、オペ当日に仮歯を入れてすぐに噛んで頂けます。

従来の担当医の経験と勘に頼るのではなく、「MEGA ISQ」を使用することで正確なインプラント安定度を計測できます。
インプラント安定性モニターは、これからのインプラント治療に絶対に欠かせない医療機器だと思います。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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