院長ブログ

院長 三浦 陽平

2021年 11月 21日

切らない縫わないインプラント治療②

当院では、切らない縫わないインプラント治療(フラップレスインプラント)を行っています。
・他の医院さんで、歯茎を大きく切って開くと言われて怖くなってしまった方
・少しでも痛みと腫れが少ないインプラント治療をご希望の方
・通院回数を少なくしたい方
以上のような患者様に取ってフラップレスインプラントは有効な治療方法となります。

また、
・普段は海外に在住してる方
・遠方から通院される方
・仕事が忙しくてなかなか来院できない方
以上のような患者様にもフラップレスインプラントは、大きなメリットがあります。
それは、消毒や抜糸のために来院する必要がないことです。

通常のインプラント治療ならば、
①インプラントオペ
②消毒(オペの翌日)
③抜糸(オペの1週間後)
となり、3回の来院が必要となります。

フラップレスインプラントは消毒と抜糸が必要ないので、1回の来院で済みます。
大阪から来院して頂いた患者様の場合では、
①インプラントオペ
②型取り(オペの2ヶ月後)
③セラミック歯のセット(オペの4ヶ月後)
というスケジュールを組みました。
2ヶ月に1回、大阪から神奈川に仕事で来ている方でしたので、そのタイミングに合わせてインプラント治療を進めていきました。

インプラント治療でも歯周病治療でも根管治療でも、とにかく治療回数が少ない方がいいというのが僕の考えですので、無駄に多く通院する必要がないように治療計画を立てています。

切らない縫わないインプラントの治療例

左上の奥歯2本がボロボロで抜歯が必要な状態でした。
抜歯をしてから、中の細菌に汚染された部分を完全に取り除いていきます。
細いドリルで6ミリだけ骨を削ってから、ピンを挿します。
この状態でCTを撮影して、骨を削っていく方向にエラーがないか確認します。
ドリルで骨を深い部分まで削ってから、1本目のインプラントを埋め込んでいきます。
1本目のインプラントとの方向性を補正しながら、2本目のインプラントも埋め込んでいきます。
今回のインプラントのサイズは直径4長さ10を選択しました。
歯列のカーブに沿った、理想的な位置にインプラントが埋入されました。
インプラントに仮蓋をセットして人工骨を入れて、オペ終了となります。
なお、左上の最後方の奥歯には、歯周病治療も同時に行っています。
CT写真でも、インプラントは理想的な位置に収まっていることが分かります。

切っても縫ってもいないので、この後はしばらく来院する必要はありません。
2ヶ月後に、上部構造(セラミック歯)の型取り
3ヶ月〜4ヶ月の間に、上部構造(セラミック歯)の装着

という少ない治療回数で済みます。

切らない縫わないインプラント治療①はこちら

切らない縫わないインプラント治療③はこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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