上顎の奥歯へのインプラント治療において、骨の量が少ないため上顎洞に骨を造る処置が併用されることがあります。
他院さんで奥歯を抜いた後に、「大学病院で、上顎洞に大規模な骨造成(サイナスリフト)を受けてきて下さい。」と提案されたことがきっかけで、当院を受診される患者様がたくさんいらっしゃいます。
もちろん大学病院で手術を受けることは何の問題もありませんが、そのために横浜や東京まで通うのは大変でしょう。
また、総合病院や大学病院におけるインプラントの症例数が多いとは限りません。
僕の母校である北海道大学病院の年間のインプラント埋入本数は約150本。
昨年の当院のインプラント埋入本数は約300本ですから、僕は母校の倍の症例経験を積んでいることになります。
手を使う仕事である以上、症例数と治療の質が比例する側面は確実にあるというのが僕の考えです。
1年ほど前から、当院では上顎洞に骨を造る際には、Densah® Burという特殊なドリルを逆回転で使用して、既存骨を上顎洞に押し上げています。
痛くなく腫れることもなく、超短時間で、骨を造ることとインプラント埋入が完了する画期的な手法と言えます。
ドリルの逆回転で上顎洞に骨を造ったインプラントの治療例