院長ブログ

院長 三浦 陽平

2022年 02月 24日

お子さんのむし歯ゼロを達成するための3つのポイント

 ①家庭で毎日フッ素を使う。
フッ素はむし歯を作らないために最も重要な手段です。
とくに効果が高いのは毎日フッ素を使うことです。
フッ素のうがいを毎日することは簡単なので、親御さんの負担も増えません。

 ②飲食回数を決める。
時間を決めずにダラダラ食べることが、むし歯のリスクを上げてしまいます。
飲食時間と回数を決めることがとても大事です。
3歳まで→3回の食事と2回のおやつ
3歳以降→3回の食事と1回のおやつ
以上を心がけることで、むし歯ができる確率は低くなります。

③仕上げ磨きをしてあげる。
小学校3年ぐらいまでは、仕上げ磨きが必要です。
親御さんも毎日忙しいとは思いますが、むし歯ができてしまい治療で何回も通うほうが余計に時間がかかってしまいます。
お子さんのために、ご家族みんなで協力して磨いてあげて下さい。

むし歯がすでにできてしまったお子さんは?
そのむし歯は治療しなくて済むかも知れません!

普通の歯科医院では、むし歯を削って詰め物で治療します。
しかし、むし歯と一口に言っても、その大きさや進行度合いは様々です。
乳歯の表面だけにとどまっている小さいむし歯は、治療することでかえって歯の寿命を短くしてしまいます。
むし歯治療の詰め物はしょせん人工物です。
治療後、何年かすると詰め物と歯の間に隙間ができてきます。
そこから、むし歯菌が歯の深部に侵入して、さらに大きい
むし歯を作ってしまいます。

この悪循環の始まりは、最初のむし歯治療です。
乳歯の小さいむし歯の場合は、サホライド(むし歯の進行を止める薬)を塗っておいてからの経過観察を、当院では推奨しています。

また、歯を削る治療を避けること、麻酔注射を避けることで、お子さんの歯科医院への恐怖心も軽減できます。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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