・あきらかな出っ歯と受け口
・上下の顎の大きさが著しく異なる
・舌で前歯を押し出す癖がある
以上のようなレアケースを除き、ほとんどのお子さんにおいては
『上の前歯4本が生えそろう8歳〜9歳のタイミングがベスト』
と前回の記事でお伝えしました。
ただし、
・お子さん自身が歯並びを気にしていない
・お子さん自身が矯正治療に乗り気でない
こともあります。
このような場合は、お子さん自身が矯正治療に乗り気になるまで待ってあげて下さい。
矯正治療を途中で嫌になってしまい離脱してしまうことは、当院としても本意ではありません。
最悪なのが、矯正装置を歯に付けたまま、歯科医院に来なくなってしまうことです。
歯並びは悪いままで、虫歯を沢山作ってしまい、本当に歯がボロボロになってしまいます。
では、いつくらいまで待つのが現実的かと言うと、
『全ての永久歯が生え揃う中学2年生くらいのタイミング』
となります。
骨が柔らかいうちに矯正治療を行うことで、スムーズに歯を動かすことができます。
永久歯が全て生え揃うのが中学2年生くらいなので、効率の良い治療計画を立てることができます。
中学2年生4月から治療をスタートした矯正治療例
13歳で歯並びの改善を希望して来院された患者様の初診時口腔内写真
15歳になり約2年の動的矯正治療を終えた後の口腔内写真
機能性を兼ね備えた美しい歯並びになりました。
ポイントは骨が柔らかいうちに矯正治療をスタートすることですね。