院長ブログ

院長 三浦 陽平

2023年 02月 23日

八重歯が気になる方への矯正歯科治療

20代の方や中高生の方で、八重歯が気になる方は多いと思います。
現代人は、顔面や顎が小さい傾向があります。
しかし歯の大きさは、従来のまま。
そうなると、小さい顎に対して大きいままの歯は並びきりません。
最後に萌出してくる犬歯(糸切り歯・3番目の前歯)の、生えるスペースが無いので、八重歯となってしまうのです。

残念ながら、八重歯には何のメリットもありません。
最も長く丈夫な犬歯にはとても大事な役割があります。
それは、顎をスライドした時の横向きの力を受け止めること。
お野菜や繊維性の食べ物をすり潰す時の横向きの力を、しっかり受け止めることは犬歯しかできません。

八重歯の方の場合は、臼歯(奥歯)が犬歯の代わりに横向きの力を受け止めるしかありません。
奥歯は縦の力には強いですが、横向きの力にはとても弱いので、八重歯のままでいるといつかは奥歯を失ってしまうのです。

八重歯が目立つ若い方を街で見かけることはあっても、八重歯で高齢な方を見かけることはないと思います。
八重歯を放置していると、いつかは奥歯を失ってしまい、その後は前歯も失ってしまいます。
結果として、入れ歯になってしまうので、高齢で八重歯の方は存在しないのです。

当院の矯正医の芝田先生は、僕の長年のパートナーです。
インプラントと審美歯科治療(セラミック治療)を僕が、矯正歯科治療を芝田先生が担当することで、全ての高度自由診療を患者様に提供する体制を整えています。
八重歯で悩んでいる方はぜひ当院にご相談下さい。

八重歯を表側矯正で治した矯正歯科治療例

八重歯を気にされて来院された患者様の初診時口腔内写真。
ベーシックな表側矯正で八重歯を改善することになりました。
矯正治療をスタートして1年後の口腔内写真。
八重歯はほぼ改善されています。
当院ではベーシックな表側矯正でも、目立たない透明ブラケットとホワイトワイヤーを使用しています。
矯正治療終了後の口腔内写真。
約1年半でここまでキレイになりました。

今回のケースの治療費

・装置料⇨770,000円(表側矯正)
・動的期間の調整料⇨99,000円(5,500円×18回)
・保定装置料⇨33,000円
・保定期間の調整料⇨13,200円(3,300円×4回/動的期間が終了してからの2年間、半年に1回継続して来院して頂く予定のため)
総額915,000円(税込)


この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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