院長ブログ

院長 三浦 陽平

2023年 09月 30日

前歯のインプラントの成功の秘訣

前歯のインプラント治療には、いくつか気をつけるポイントがあります。

前歯のインプラントは美しさにこだわる必要があります

前歯1本のみをインプラントにした場合、ほんのちょっとでも歯の色や形がイメージと違うと違和感が生じてしまいます。
実際、他院でインプラント治療を受けたものの、自分の理想と異なるために、当院での再治療を希望される方もいらっしゃいます。

自分の天然歯とインプラントを違和感なく調和させるには、歯科医師と歯科技工士の密な連携と高い技術が求められます。
当院では、インプラント認定医・指導医である院長と、インプラント専門歯科技工士が、責任持って美しい前歯の再建を行なっています。

また、歯を造る素材によっても見た目が左右されます。
各クリニックによって名称が異なりますが、一般的な素材は以下になります。

  1. ジルコニアセラミック
    強度の高いジルコニアフレームの上に、歯科技工士が手作業でセラミックを盛り付けて作成。
  2. オールジルコニア(フルジルコニア)
    強度の高いジルコニアブロックを削り出してから、歯科技工士が表面に色付けして作成。
    色合わせが難しい。
  3. ハイブリットセラミック
    樹脂とセラミックの混合素材。
    樹脂が混じっているため、変色と劣化がある。
  4. レジン
    樹脂を使用。色合わせが難しく、変色と劣化のスピードが早い。

当院のインプラント治療は20年30年と長持ちすることを目指しています。
そのため、スタンダードプランでも最も美しく丈夫な 1.ジルコニアセラミックで歯を作成いたします。

前歯のインプラントは手術が難しい場合があります

前歯は奥歯と比べると、骨が薄いです。
インプラントは、顎骨に「人工歯根」を埋め込んでガッチリ固定させるため、土台となる骨が薄かったり少ないと、治療が出来ません。
一般的には骨が薄い場合、骨を増やす「骨増生手術」を提案されることがほとんどです。
しかし、「骨増生手術」を行うと、どうしても10日間ほど痛みと腫れが生じてしまいます。
当院では、「骨増生手術」を行わない代わりに、Densah® Burによるドリル逆回転のテクニックにより、骨を圧縮させインプラントの固定を図っています。
ドリルを逆回転で使用することで、骨を切削することなく圧縮し、圧縮された骨は刃のねじれ角に応じて逆方向に進んで、骨内の側方に運ばれます。

前歯のインプラントの治療期間と仮歯

前歯のインプラント治療に必要な期間は平均3ヶ月です。
骨増生手術を併用するインプラント治療の場合、治療期間が6ヶ月〜12ヶ月と長期に及んでしまうことがあります。
当院のインプラント治療は、患者様が辛くならないように、最短で終了することを心がけています。
また、治療中はキレイな仮歯が入りますので、ご安心下さい。

前歯に1本インプラントを入れる際の費用と保証

スタンダードプラン

スタンダードプランの費用495,000円(税込)
インプラント本体(人工歯根)の保証期間10年
セラミック(上部構造)の保証期間5年

プレミアムプラン

プレミアムプランの費用550,000円(税込)
インプラント本体(人工歯根)の保証期間10年
セラミック(上部構造)の保証期間10年

※半年に1回の定期検診とクリーニングが保証の条件となります。

保証制度を設けている歯科医院はたくさんありますが、そのほとんどがインプラントの経過年数に応じて追加の治療費が発生する仕組みになっています。
長期間における無料の保証制度は、当院のインプラント治療技術の自信の現れです。

前歯のインプラントの治療例

治療前の口腔内写真。
左上の前歯が抜け落ちてします。
メスを使わないフラップレスインプラントで、痛みと腫れを最小限にできます。
理想的な位置にインプラントが埋入されました。
仮歯をセットするための、プラスチック製の土台をインプラント本体にセットします。
インプラントオペと同時にキレイな仮歯も入ります。
シンプルな処置を心がけることで、処置時間はわずか45分しかかかりません。
治療終了後のレントゲン写真。
前歯のインプラントには、細くて長いサイズを選択しています。
治療スタートから3ヶ月で、どこが人工物か絶対に分からないクオリティのセラミック歯が入りました。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

院長の投稿一覧