親知らずの抜歯が怖いという方はたくさんいると思います。
かくいう私も、北海道大学の学生時代、親知らずを抜くことがあまりに怖いがために先輩にお願いして、静脈内鎮静法を併用して抜いて貰いました。
その当時の北大病院では、日帰りでの静脈内鎮静法での親知らず抜歯を施術して貰うことができたのです。
今現在は北大病院でも、諸事情により入院した上での全身麻酔による親知らず抜歯しか受けれないようです。
当院の近くの病院歯科口腔外科の無意識下での親知らず抜歯の提供内容としては以下のようになります。
・藤沢市民病院 入院した上での全身麻酔
・湘南鎌倉総合病院 入院した上での全身麻酔
・湘南東部総合病院 入院した上での静脈内鎮静法
どちらの病院においても保険診療で受けれるサービスとなります。
全身麻酔と静脈内鎮静法の違いについては、こちらのページをご覧下さい。
公的な大きい病院の歯科口腔外科で、無痛治療を受けれるというのは大変魅力的だと思います。
ご希望のある患者様に対しては、各病院への紹介状をお渡ししますので、お気軽に受診して下さい。
(ベットの空き具合、施術の難易度などの要因も絡むので、最終的には紹介先の病院の主治医の先生の判断で、処置方法が変わります。予め、ご留意下さい。)
ただ、入院が必要という点を気にされる方もいらっしゃると思います。
そのような方には、当院のハイブリット鎮静法をご紹介します。
笑気とドルミカム(ベンゾジアゼピン系の麻酔導入薬・鎮静薬)を併用する、とても安全な手法です。
意識を失うレベルとしては、
普通の部分麻酔を100(完全に覚醒している状態)とすると
全身麻酔が0(完全に意識を失うレベル)
静脈内鎮静法が10(とても深い眠り)
ハイブリット鎮静法が30(うとうとした浅い眠り)
と表現できます。
超高難度の親知らず抜歯、4本同時の親知らず抜歯、などの場合は、全身麻酔がやはりお勧めです。
しかし、1本だけの親知らず抜歯であれば、ハイブリット鎮静法で充分に無痛治療が可能です。
こちらのサイトに、ハイブリット鎮静法で親知らずを抜歯した患者様の感想が掲載されているので、参考にして頂ければと思います。
ハイブリット鎮静法の費用は、自由診療扱いとなり33,000円(税込)となります。
ちょっと高いなと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、総合病院に入院しての全身麻酔の費用は約30,000円(窓口3割負担の場合)です。
複数本の親知らずを同時に抜かないのであれば、費用面の差はないとも言えます。
・忙しくて入院が難しい方
・総合病院の待ち時間が嫌な方
・少しでも痛くなく楽に親知らずを抜きたい方
以上のような方に、当院のハイブリット鎮静法をお勧めいたします。