当院の矯正医である芝田先生は、成人小児問わず、全ての歯列矯正の手法をマスターしています。
矯正専門を掲げていても、全ての治療方法を患者様に提供できる歯科医師は稀だと言われています。
大体は次のようなパターンが多いでしょうか。
①大学病院の矯正科→
最もエビデンス(医学的根拠)があり長期経過症例数が多い、ベーシックな表側矯正のみ行っている。
もしくは担当する先生によって、施術できる手法が限定されている。
②矯正専門医院→
装置を表側に付ける表側矯正と裏側に付ける裏側矯正のみを行っている。
歴史が浅いマウスピース矯正は行っていない。
③一般の歯科医院→
ワイヤーの結紮など細かい手技が求められないマウスピース矯正のみ行っている。
④小児専門医院→
小児の矯正治療のみで成人の矯正治療は行っていない。
⑤東京都心部の美容専門医院
矯正治療中だとは絶対に分からない裏側矯正のみ扱っている。
最初から、マウスピース矯正を受けたい!裏側矯正が絶対にいい!
などど治療手法が決まっている場合は、以上のようなクリニックさんで問題ないと思います。
ただ、ほとんどの方は、ご自分で治療手法を選びたいと思っているでしょう。
歯列矯正は、治療期間が平均2年半ほどかかります。
長く通院する必要がありますから、個々の患者様にとって相性が合う手法を選んで頂くことが、治療成功のポイントと言えます。
当院では
・装置を表側に付ける表側矯正
・装置を裏側に付ける裏側矯正(フルリンガル)
・上顎だけ装置を裏側に付けるハーフリンガル矯正
・マウスピース矯正(インビザライン)
・小児矯正
以上の選択肢の中から、お好きな矯正手法を選んで頂けることが、当院で矯正治療を受けて頂くメリットです。
また、芝田先生からのカウンセリングの際には、精密検査の結果をもとに、どの矯正手法ならば効率的に歯が動いていくかもお伝えします。
ハーフリンガル矯正の治療例
初診時の口腔内写真
治療方針
奥歯は噛んでいるものの前歯に隙間が空いている状態を「開咬=オープンバイト」と言います。
子供時代の指しゃぶりや舌を出す癖、口呼吸が原因と考えられています。
「開咬=オープンバイト」は、前歯で食べ物を噛み切ることができないことに加えて、聞き取りにくい不明瞭な発音となってしまう傾向があります。
治療方法は、歯列矯正しかありません。
インプラントによる治療も可能ではありますが、健康な歯を抜くデメリットがあるため当院ではお勧めしておりません。
「開咬=オープンバイト」への矯正治療を成功させるには、患者様の協力が欠かせません。
なぜなら、元々の原因である舌を出す癖を無くす努力が必要不可欠だからです。
当院では「開咬=オープンバイト」の患者様には、上顎のみ裏側に矯正装置を付けるハーフリンガルをお勧めしています。
裏側に矯正装置を付けることで、舌の理想的な位置を意識しやすく、悪い癖を補正しやすいメリットがあるためです。
また、上下ともに裏側に矯正装置を装着する裏側矯正(フルリンガル)よりも、治療費が275,000円(税込)抑えれるメリットもあります。
治療中の口腔内写真
治療後の口腔内写真
矯正医より
当院では、患者様の要望を丁寧にヒアリングした上で、最も最適な治療方法を患者様にご提案しています。
矯正診断の際には、お気軽に私にご相談下さい。
メリットだけではなくデメリットも分かりやすくご説明します。
症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)
880,000円(税込) ハーフリンガル
- 調整費別途
主なリスク・副作用
きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。