インプラント周囲炎は、インプラント治療を受けてから数年後に起きるトラブルの中では最も頻度が多い症状です。
インプラント周囲炎は、インプラント周囲の骨が歯周病菌に感染して溶けていく病気です。
要は天然歯における歯周病ですね。
インプラントは人工物(チタン)なので、むし歯にはなりませんが歯周病にはなりやすい特性があります。
そのため、歯周病菌が侵入しにくいようにインプラントを深く埋め込む必要があります。
具体的には、歯茎のラインから4ミリ深くインプラントを埋め込むことで、歯周病菌の感染をガードできると言われています。
インプラント治療を成功させる最も大事なポイントは、インプラントを埋め込む位置なのです。
ただ、インプラントを深く埋め込むには高度な技術と豊富な経験が求められます。
担当医がインプラント治療に慣れていないと、知らず知らずのうちに浅い位置にインプラントが埋め込まれてしまう事象が起きるわけです。
その結果、そのインプラントは5年後から10年後に、確実にインプラント周囲炎になってしまいます。
当院でも、他院さんで施術したインプラントがインプラント周囲炎になってしまい、対応するケースが多々あります。
インプラント周囲炎の症状
・歯を磨いた時に出血する。
・歯茎から膿が出る。
・進行するとインプラント自体に痛みや違和感が出る。
・最終的にはインプラントがぐらつき抜けてしまう。
インプラント周囲炎の治療方法
①インプラント周囲の歯石除去。
②インプラント周囲の骨再生療法。
③インプラントを撤去して、新しいインプラントを埋め込む。
私の考えでは①②を行っても時間稼ぎにしかならないので、当院では行っておりません。
当院では③の感染したインプラントを撤去して、新しいインプラントを埋め込むリカバリー治療を、提案しています。
インプラント周囲炎でお悩みの方は、お気軽に当院にご相談下さい。
インプラント周囲炎の方へのリカバリー治療例

左上の奥から2番目と3番目の歯からの出血でお悩みでした。
ここは他院でインプラント治療を受けた経緯があり、疲れると酷く腫れてしまうことが2回あったようです。

インプラント周囲の骨が溶けていることが分かります。
特に左側のインプラントの埋入ポジションが浅いため、歯周病菌に感染していると推測されました。
今あるインプラントを温存したとしても、根本的な解決にはならないことをご説明して、インプラント撤去→新しいインプラント埋入のリカバリーオペで対応することに納得頂けました。




撤去にかかる時間は5分ほど。
振動はかなりありますが、痛みは当然ありません。

この表面に歯周病菌が潜んでいます。


こちらも撤去にかかった時間は5分のみでした。


抜歯即時埋入インプラントと同じく、即日でのインプラント埋入をすることで、患者様の負担を最小限にすることができます。


トータルのオペ時間は約30分のため、術後の痛みと腫れもありません。

骨だけでなくキレイに歯茎も再生しています。

一つ一つの工程においてレントゲンを撮影することで、歪みのないセラミック歯が完成します。

この段階でもレントゲン写真で適合性をチェックします。
少しでも隙間が空いている場合は、セラミック歯を作り直しています。
寸分の狂いもなく、インプラントとセラミック歯が接合されることで、20年30年と長持ちします。


通院回数は4回、治療期間は3ヶ月、患者様にとって優しいインプラント治療を常に心がけています。
この症例の治療費
感染したインプラント撤去費用 88,000円(税込)×2本
奥歯用インプラント治療 440,000円(税込)×2本
合計 1,056,000円(税込)
この症例のリスク
インプラント治療には「腫れ・痛み・違和感・出血・感染」などのリスクがあります。
また、稀にインプラントと骨が結合しないことがあります。
もし万が一、インプラントと骨が結合しない場合は、すぐに再埋入手術を無料で行わせて頂きます。