院長ブログ

院長 三浦 陽平

2024年 09月 17日

最高品質の奥歯用セラミックが税込11万円!!!

当院では銀歯を用いた治療は一切行っておりません。
銀歯には以下のようなデメリットがあるためです。
①銀歯の中で再度むし歯ができてしまう。
②歯周病が進行しやすい。
③銀歯が硬いために、ご自分の歯根が割れてしまう。
④金属アレルギーの原因となる。
銀歯のメリットは、健康保険が適応されて安いことだけなんですよね。。。
ただ、その治療費が安いという唯一のメリットも長期的な視点で見ると、実は否定されてしまいます。

治療修復のサイクル図
歯科修復物の使用年数に関する疫学的研究 口腔衛生学会46より

銀歯による治療で何とかしのいでいると、最初の治療から18年後には大切な歯を失ってしまう現実があるのです。
保険診療を全否定するつもりはありませんが、やはり治療の適応を見極めていかないと、安いどころか最終的には高くついてしまう訳です。
大きいむし歯や銀歯には、必要に応じセラミックによる修復を施してあげることが、結果的に歯の寿命を伸ばすことに繋がります。
当院の最高品質の奥歯用セラミックの料金は110,000円(税込)。
僕が信頼する凄腕の歯科技工士さんが製作するので、色、適合、噛み合わせ、強度、いずれも完璧なクオリティを誇ります。
もちろん、5年保証も付きますので、もしセラミックが割れたり欠けたりした場合は、無料で再製いたします。
他院さんの最高品質のセラミックの場合は、165,000円(税込)くらいが相場だと思います。
当院のセラミックの治療費を安めの設定にしているのは、ずっと銀歯でいる方を減らしたいからです。

20本以上の歯を有する者の割合グラフ
平成28年歯科疾患実態調査結果(厚生労働省)より引用

上のグラフを見て下さい。
85歳の時点で、男性で30%強、女性で20%強の方で、歯が20本以上残っています。
裏返すと、男性で70%弱、女性で80%弱の方は、歯を8本以上失っているのです。
(人間の歯の本数は親知らずを除いて、合計28本)
75%の割合で、高齢者の方は歯を8本以上失っているのが、日本の現実と言えます。
この原因は、銀歯を多用しているから。
銀歯の特性として困ったことに、中で相当酷い状態にならないと、痛みが出ません。
銀歯は、人生60年時代に開発された日本オリジナルの治療方法なため、永続性までは考慮されていないのです。
銀歯を早い段階でセラミックに交換することで、将来の歯を失うリスクをゼロにして頂けたらと思います。


銀歯を奥歯用セラミックに交換したメタルフリー治療例

初診時上顎口腔内写真。
銀歯をセラミックに替えるメタルフリー治療をご希望されていました。
左上の最後方の奥歯には大きいむし歯があったため、上顎は4本のセラミック治療を提案しました。
初診時下顎口腔内写真。
下顎は2本のセラミック治療で対応することになりました。
治療後の上顎口腔内写真。
審美性、機能性、永続性に優れたセラミック歯が4本入りました。
治療後の下顎口腔内写真。
こちらもどこがセラミックなのか分からないクオリティです。

この症例の治療費
660,000円(税込)
奥歯用最高級セラミック6本→1本あたり110,000円(税込)

この症例のリスク
稀に欠けたり、外れることがあります。
その場合は5年保証が付いていますので、速やかに対応いたします。
なお1本あたり55,000円の追加料金をお支払い頂けたら、10年保証に延長することが可能です。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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